純情☆デビル
「亜遊、アンタムチャ言ってんじゃ―――…!」


「ヒャイヌは黙ってて!関波君、私が勝ったらもっと周りを気遣うって約束してっ!!」


豊平がビシッとオレを指指して、宣言した。


―――上等じゃねぇか。


オレはメルエフに口パクで、ある物を渡す様に頼んだ。


メルエフを呼び出した目的………今更だけど、この為だったっけ。


ある物を受け取ったオレは、ソレを豊平の前に差し出して、言った。





「いいぜ……?勝てるものなら勝ってみろよ。―――――+100点のオレに」




豊平とヒャイヌが、揃って目を丸くした。
< 78 / 467 >

この作品をシェア

pagetop