ずっと好きでいてもいいですか?
第三章=お母さん=

ケータイ

朝帰りをしてしまった日。

そんなに怒られずに安心していた。

いつものようにはづきからのメールを確認しようとしたら、ケータイがない。

すぐに何故ないのかが分かった。

私が目を離したすきに…。

前にもこんな事、あったから。

「お母さん、私のケータイは!?」

少し怒り気味に言う私に対して、お母さんは冷静に答える。

「朝帰りしたまなが悪いんじゃん。」

だからってケータイ隠すか普通!?

私はイライラした。

「私のケータイ返してよ!」

「じゃあ、お母さんと約束して!」

返してくれるならいいやと、この時は軽い気持ちで考えてた。


「分かった…。約束するから、ケータイ返してよね。」

そう言ってお母さんと約束をした。
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