きせき
そりゃー、あんなことされたらため息も漏れますよ。
「……」
でも、俺の体に微かに残る美青の香り。
これでやっと、美青との未来が繋がったんだ。
「ふー……」
ベッドに仰向けに寝転がった俺は、天井を見上げながらゆっくりと息を吐き出して、受話器に手を伸ばした。
3コール目で受話器を取った相手に声をかける。
「――多田さんですか? 宮崎ですけど、ちょっとお話しできませんか?」
俺はきっと、この人と、きちんと話をしないといけない――……。