きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
そう言ったあたしを抱きしめ、蒼空くんはあたしの髪に顔を埋めた。


「仕方ねーから。
莉子のこの顔で、許してやるよ。
でも、これからは、他の男にキスさせんなよ?」


「うん……」


「オレ、ヤベェくらい、莉子のことが好きだし。
莉子と付き合い始めてから、更に成績上がったし」


「え?」


「咲希が、オレと一緒にいたって嘘ついた週。
塾で鬼テスト受けててさ。
だから、莉子には会えなかったんだけど……」


あたしを少しだけ離して、蒼空くんは1枚の紙をあたしの前に広げた。
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