きゅんきゅん男子~年下彼氏を溺愛中~【完】
電話の向こうの蒼空くんは、いつまでたっても無言。


ど……ど……どうしよう……。


内心そう思いつつ……。


「場所は、どこでもいいよぉ♪ 蒼空くんに、お・ま・か・せ・★」


ウキウキした、猫なで声ともいえる超甲高い声で話し続けるあたし。


「…………」


でも電話の向こうからは、なんの返事もない。


うっ……やばい。


まさか、蒼空くん。昨日のこと、怒ってる?

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