初恋は…お医者さんだったはずなのに。

竜太先生を呼んでもらった。

お母さんは、泣きながら部屋から出ていった。

『死にたくない』

言いたかった。

でも竜太先生を困らせたくなくて、またねって…

私って本当にバカ。

最後ぐらい困らせたって…

私は最後ぐらい笑って死にたくて…

笑いながら、意識が遠のくのを待った…



やがて意識が遠のき、体が浮いた。



竜太先生…ー

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