HONEY★HONEY☆LOVER





東吾がばっ、と顔をそむける。

…へ?

蓮と目があう。



「海どうしたの!?」

「おま…」

蓮に詰め寄る。


「海はっ!?」

東吾へ顔を向けた。


サスペンス劇場はいやー!!


「寝てるよ、疲れたんだろう…。それより光……服を…」



服、と言われ自分を見てみたら素肌にタオル一枚。


……………あれ。


「お前……」

「れ…蓮?」



蓮がまた黒い顔してるんだけど!


「まじそれ天然でやってんの?」

「何が…?」


それってどれ!


「濡れた髪ってさ、なんかエロいよな」


くすり、と笑いあたしの髪を一束掬う。


「えろ……ッ!?」



だんだんと近づいてくる蓮の顔に顔の温度は急上昇


近い!近い!近い!



蓮の口があたしの耳元にいく。




「押し倒すけど、文句ねぇよな」

「なっ!蓮の変態ーっ!」


あたしは走って、お風呂場に戻り鍵を掛けて閉じこもる。



そうして

閉じこもりすぎて

のぼせちゃいました…


蓮のばかちん!!


――――……
――…

「蓮…いじめるなよ、光のこと」

東吾が苦笑混じりに俺を見る。

「お前らが来てよかったかも」

「なんでだ?」



上気している頬

濡れた髪

熱くなっている肌



あんなのみて


理性なんか抑えられないっつーの




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