HONEY★HONEY☆LOVER



ねみ……



机につっぷし、目をつぶる


隣で海が騒いでいるのが嫌でも、耳に入る。

なにがそんなに面白いんだよ…



「高崎……です、……………します」


自己紹介らしきものが聞こえる。

声からして女のようだ。


……別に、関係ねぇけど、

「蓮っ!転校生だよ!」

「あぁ、わかってる」


眠いんだから静かにしろよ……。


安眠妨害すんなよ…


「あのこは他の女子とは違いそうだねぇ、東吾」

何か楽しそうなことを見つけたような海の口振りに東吾は「そうだな、」と冷静に返す。




「一緒だろ」


そして俺は顔をあげた。



女子なんて人のこと見てはキャーキャー言ってくる、うざい奴らで、


今度だってどうせ一緒だろ

ただの騒音の塊だし。



転校生は普通の女だった

別に特別容姿が優れているってわけでもねぇし、特別ブスってわけでもなかった

まさに、普通



…………ん、?


待てよ………


転校生と目が思い切り合う。



「あーっ!」


転校生が俺を見て叫ぶ。



…………は?



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