HONEY★HONEY☆LOVER



「あたしに?」


素直に嬉しさが込み上げてきた。



「あぁ、かなり気にい…」

「光ちゃーんっ!!」



ばたん、とドアが勢いよく開く。



たまたまドアの前に立っていた蓮の後頭部にドアが直撃した。



「……ってぇ」

「蓮大丈夫っ!?」

「蓮!ごめんなさい!大丈夫?」



玲花さんが豪快に入ってきた。



「もっと…静かに…開けらんねぇのかよ…っ」



後頭部を擦りながら蓮が睨む。




「興奮しちゃって!」

「…………」



やっぱり並ぶと二人はそっくり。




親子なんだな、って思う。



「光ちゃん!」

「は、はいっ!」

「本当にありがとう」



玲花さんがうっすらと涙を浮かべた。



「れ……かさん」

「今こうやって蓮と言い合えるのも全部全部光ちゃんのお陰なの」



勿論海くんと東吾くんもね、と二人に笑いかけた。



「本当にありがとう」

「そんな…………っ」




あ、ダメだ



泣きそう。




「ん、」

蓮にいきなり引き寄せられる。



「高崎光、






俺の彼女」




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