甘いのは苦手です。
両手で私の両頬をサンドにした。

苦しい!苦しい!
てか、痛いな!痛いよ!
腕を思いっきし殴り付けるもビクともしない。

「うん、柚木には、あんな男は似合わない」

だからタイプでも何も思ってないでしょうが!
てか、親か!

やっと解放してくれた頬を擦りながら睨み付ける。

「いや、だから違うって言ってるじゃんか。しかも何で、お前に何で似合う似合わないって決められなくちゃいけないんだよ!」

「柚木は昔から変わらないな。性格は少し変わったな」

満面な笑顔で向けてくる。
は?…話が噛み合わない。

「交信出来ねぇぇ!!!」








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