甘いのは苦手です。
「尾形~、何その子、新しい彼女?」

前に店で騒いでいたギャルだ。このギャルも洋菓子とか作れるんのか。
ちょっと見る目が変わる。

「彼女になってくれる?」

手で寄せ付けられて耳元で囁いてきた。

「は!?」

てか、近い!近い!
後ろに引っ張られたと思ったら次に葵依との距離が近くなる。

「やめろ。ユズ、こっち」

「何なんだよ…。
何すんのか説明だけはしていただけないでしょうかね」

「作る」

「聞いてた?聞いてたよな?説明しろって言ってんだよ」





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