遠恋~君と恋をした日々~
「・・・はい!じゃ―今日はここまで」


先生のその言葉にあたしは我に返った


終わった。黒板に書いてるの写さなきゃ


こんなんじゃあたし受験失敗するかもしれない・・・


「咲希、今日5限で終わりだって。先生の緊急会議が入ったんだってさ」
「そっか、なら今から掃除だね。掃除行こうか」


あたしは莉那の手を引っ張って掃除場所へ行った


「咲希どうしたの?」
「ちょっと、考えすぎて頭がパンクしそうなの・・・」
「何を考えてるの?」


莉那の問いに言葉を詰まらせた


眞子のことは・・・言うべきなんだろうか、それとも、言わないべきなんだろうか


眞子はどっちが嬉しい?


でも、眞子は莉那に言ったし・・・言っちゃおうかな


「眞子のことで悩んでたの」
「眞子?」
「うん。眞子け院ごくん好きじゃん?あたしが味方になってくれないと無茶なことして莉那から健悟君を奪うからっ!!ってこの前行ってきたんだよね」










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