遠恋~君と恋をした日々~
力なくお兄さんに引きずられる


もう、気力さえもない


「・・・ひっく・・・っうぅ・・・っ」


涙がただあふれるだけ・・・


逢いたい・・・逢いたいよ桜庭


「あ・・・いたい・・・よぉ」


逢いたいよ桜庭ぁ


あたしを連れていたお兄さんが、あたしをソファに座らせた


台所へ行って何やら注いでいる


「大丈夫か?」
「大丈夫なんかじゃありません!!お兄さんは・・・知ってたんですか!?」


目を真っ赤にしてあたしはお兄さんを見た


首を縦にコクンと振ってこっちにきた


「なんで・・・なんで眞子の部屋に、あたし、を・・・いれたんですか?」









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