遠恋~君と恋をした日々~
「・・・ん」


目が覚めると、隣にはすやすや眠る凪の姿


思い出しただけで恥ずかしい


顔が赤くなるのが分かった


服着ようかな今のうちに


下着も吐いて、パジャマもきた


「クシュッ、クシュン・・・ズズッ・・・」


鼻水とくしゃみが止まんない


「クシュックシュッ・・・」
「ん・・・、咲希風ひどくなったか?」
「ううんっ、だいじょ・・・クシュンっ」


くしゃみ本気で止まんない


そんなあたしの様子を見て、あたしをベッドへ寝かした


「ごめんな!風邪ひいてる時に抱いて・・・」
「っ謝らないで?嬉しかったから」


抱かれたこと、後悔なんてしてない


むしろ感謝してる、真琴君とレイプの感覚を忘れられたから


「ありがとう」
「俺帰るな。温かくして寝ろよ」
「うん」


布団から起き上がって凪を見送ろうとしたが凪は“いい”と言った


そして、凪は部屋から出ていった・・・













< 376 / 424 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop