今日も平和びより。


ここは腕、とか言うべき?それとも胸って言って欲しいの?


今まで誰からも聞かれた事なんてなかった私はとにかく悩んだ。



「早く!」


早くってそんな事言われたって。


仕方ない!ここは...


「えぇっと...む、胸?」


ぎゅっと目を瞑って答えること数秒。


彼は私の肩にポンっと手を置いて。



「お前分かってるやんけ」


何が分かってるのかさっぱり分からないけれど、どうやらその答えは正解だったらしく

彼は満足げにリビングを去って行った。


私はどっと疲れた。




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