初恋〜sweet×bitter〜
…なぜならそれは
「えっと…水瀬?」
「えっ…ゆ、結城くん!?」
目の前に結城くんが立っていたから。
「ぐ、偶然?だな……」
「う、うん……。 ごめんね、痛くなかった?」
「これぐらいなんともない」
「そっか」
(なんで、結城くんが!? あ、そういえば昨日同じ電車で通ってるって…)
「……よく考えてみたら、俺ら同じ電車に乗るんだから会っても別におかしくないよな」
(ギクッ! 結城くん、あなたはエスパーですか!? なんで、私が今考えていたことを…)
「そーいえば、昨日言ってたよね」
「あぁ。つーか、お前早くない?」
「うっうん…。早起きしたから」
("間違えた時間に目覚ましをかけて起きちゃたから"ってことは、内緒にしておこうっと…)
「もしかして……間違えた時間に目覚ましをかけて起きたとか?」
「えぇっ!? え、えっとぉ……」
やっぱり、結城くんエスパー!?
さっきからなんで、私が考えてたことを分かるのよ〜!?
「…えっ?まさか、図星?」
「…う、うん」
バレちゃったんじゃ、しかないよね……。
「マジかよ。 俺、冗談で言ったのに」
「……」
うわわ〜!
すっごく恥ずかしい!!
間違えた時間に目覚ましをかけて起きたとか、バカ丸出しじゃんっ!