Nocturne
「おっ、成瀬じゃん。奇遇だな、こんな所で」
「それはこちらの台詞ですよ!」
やたら親しげに話すこの2人。
何、もしかして――――。
この胸のモヤモヤが確かになった瞬間。
「成瀬さん、紹介するわね?
私の彼氏…というか、婚約者の―――」
「高柳 帝【たかやなぎ みかど】。いつも紫織が世話になってる」
微笑みがまるでそれを物語っていた。
そして、苗字がそれを否定してくれなかった。
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