赤龍が惚れた女
廉はずっと私に大丈夫大丈夫と問いかけた
「廉…私…幸せになれるよね?あんな毎日になんないよね?」
「なれる。ならしてやる」
「ありがとう。あんな所にいたくない。あんな毎日はもううんざり。顔を見れば殴られる。もう慣れたけど」
「愛果。殴られる事は慣れちゃいけない」
「わかってる。わかってるよ!けど…あんな痣だらけで学校も行けない私の身にもなってよ!!」
「愛果…落ち着けよ!!」
「ごめん…」