ツンデレ王子さま



「えー!そ、そうかな!?」


「うん♪顔赤いよ〜。」



私は、とっさに頬を押さえる。




「嘘だよ、嘘!もうー、めいってば素直すぎるよ。」


「え!?美紅ちゃんひどい。」


「ごめんごめん!めいってば可愛すぎ。」



美紅ちゃんが私の頬っぺたをつねった。




「可愛くないよ。こんなださださ眼鏡だってつけてるし!」




「…前から思ってたけど、何で目良いのにそんな眼鏡つけてるの〜?」




「…え、えっと、そ、それは…」




「―まあ、めいは何しても可愛いけどね♪」



私の言葉を遮るように

美紅ちゃんは話始めた。


こうやって気を配れる
美紅ちゃんは



本当にすごいと思う。


はあああ、
美紅ちゃんにだけは



話しておかなきゃな。



< 11 / 15 >

この作品をシェア

pagetop