お義兄様は官能小説家?!(仮)


「…へっ?」

一瞬それが何だかわからなくて、素っ頓狂な声を上げてしまう。
しかし2回、3回と啄むようなキスを繰り返されるうちに、その行為の意味を悟って硬直する。

(キス…あたし、お義兄ちゃんとキスしてる…!)
「キスも初めて?これ位で固まっちゃって…初心だなぁ」

お義兄ちゃんはそんなあたしに、クスクスと笑いながらそう囁く。

「…じゃあ、こうしたら一体、どうなっちゃうんだろうね…?」
「何……んんッ、?!」

ぬるり。
生温かい何かが、口の中を這って。
ぞくり、と、背筋が震える。
逃げる舌を絡め取られて、息が出来なくなる。

「ん…やぁ…っ」

キスの合間に漏れる声が、自分のものとは思えないほど濡れていて、厭らしい。


< 11 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop