作詞集2
冬の夜
キミを想いながら
冬の空を見つめて
星を繋いだあの日

25分間見つめたその空はどんどん曇っていた
まるで今の関係を教えるかのように

でもあたしはまだ幼すぎた
そのことに気づかなかったんだ
気づこうとしなかった

25分間ずっとキミを想いながら泣き続けたあの日
一曲をただひたすらリピしてた
あたしの気持ちにリンクしすぎて泣けたんだ

“もし君に一つだけ願いが叶うとしたら
今君は何を願うの?そっと聞かせて”
泣きながらキミに電話した日も
ただひたすら聴き続けた曲

今も聴いて思い出して涙が出てくる
キミとの想い出が痛いくらいにこの胸に突き刺さる
そのたびに涙が溢れてくるよ

25分間ずっと外に居たのはキミへの気持ちを確かめるため
カラダが凍ってもいいからと・・・
ずっとキミを想って空を見ていた

見始めの頃はキラキラ輝いていた星も
次第に雲に隠れて見えなくなっていた

あの時は楽しかった日々も今となっては泣く毎日

あの時の夜空はまるで
今の二人の関係を教えるかのようだった

そのことに今さら気づいたあたしは
まだまだ幼すぎて
キミの方が全然大人であって。
決断力も、気持ちも、なにもかもすべてが大人だった

今夜空を見ても曇ってばかりで
雲が晴れて星が輝くことはない

次星を繋ぐ時はキミと一緒にしたい
そんなことを願いながらまた今夜も星を見る

“ねぇ、好きだよ?”
今日もまた、好きという想いが増えた

空中にハートを描いて
キミを思い浮かべ今夜も眠りにつく

キミとある日の夕道で語り合った夢を思い出しながら
また一人で星を探す。
あの日みたいに・・・
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