Never Ending Story
私の身体
「おはよう恋ちゃん」

「あっおっはよー♪」



ぽつぽつとなっちゃんや翠ちゃんも現れる。友貴はあれでも仕事はやってるらしく、噂では1番に学校に来てるとか…

目の前に優が歩いてる。

よし、勇気を振り絞って

「優……」

「おはよう優君」

「あぁ高城さんおはよう」


眼鏡の奥の切れ長の瞳が細められる。

「次があるさ。なっちゃんを見な」

媛ちゃんのことなど気にせず元気良く挨拶している。

「強いな…なっちゃんは…」



媛ちゃんは意外とフレンドリーですぐにクラスにも馴染んでいた。

私はこんなことできなかったな…


「媛ちゃん今日もかわえぇ!!!」

「きゃあ!?」


馬鹿友貴が朝から媛ちゃんに飛び付く。しかし副会長にポカッと叩かれる。


「何するんやー夏目」

「転校生が困ってるじゃないですか」

副会長の夏目 晃。きつい喋り方が特徴。敬語だけど。

「晃くーんもっと言ってやって」

「なっ…なっちゃん何ゆうとるんねん!!!」

「任せて下さい菜津花」

「ちょタンマタンマ!!!」

楽しそうに笑うクラスの皆。


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