Never Ending Story

「悲鳴…恋!!!!」


クラスの一人の話なんか聞いていない


輝はいち早く気付き駆け出す


「輝!?」



教室にはいると真っ青な顔をした私


「どうした恋!!!てめぇら何をした!!!」



輝の怒声


意識が朦朧としていたがちゃんと聞こえた


輝は私を抱きしめ全員を睨む


「あんた達…何をしたの…?」


翠ちゃんの声が震えてる


「蹴り外してちょっと下腹部に……」



「ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」



翠ちゃんは急に叫んだ


当然みんなポカンとしている


「恋はねぇ……卵巣に腫瘍があるのよ!!いいやなくたってここは女の子にとって大切な器官なのよ?女ならみんな分かるでしょ!!!」


教室中シーンとしている


「とりあえず救急車…」


「私は先生呼んでくる。こいつらじゃ信用ならないから」


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