午前7時40分。

かと思えば、

「あー、くそ。さっさと帰ればいいんだよバカシズ」

シズ先輩に溜まった恨みを晴らすように暴言を吐く。
ふっ……。
なんだか面白い。

思わず私の口からは、笑みが零れていた。

「ホラ、唯那に笑われた。もう死んじゃえ、シズなんか」

「あははは! 良かったじゃん、真絋くーんっ」

何だか二人は双子のようで、とても見ていて飽きなかった。

だけど、楽しい時間は永遠に続くわけではなく五時を示すチャイムが耳に届いた。

「もう五時か〜。最近暗くなるの早いし帰らないとね」
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