桜、雪、あなた





それから…





「「乾杯」」





あたしの部屋でー

前に
ヨウスケくんが

おいしい

と、
教えてくれたシャンパンで乾杯をする





「…おいしい」

「だ、な」





喉を
流れ落ちて行く
シャンパンの冷たさが

ひどく
心地いい










「………」

「………」










そして

どちらからとも言わず
寄り添うように



静かに

優しく



重なり合う










唇










それは
甘くて、深くて



生まれて初めてキスをした時の
遠く昔、
まだ幼かったあたしを

思い出させてくれるかの様な

そんな
優しい キスだった





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