あなた色に染まりたい

友達




あれから一ヵ月が過ぎた。


よく考えたら、あたしは大輝の連絡先を知らなくて、大輝からの連絡を待つことしかできなかった。


電話が来るわけでもなく、会いに来るわけでもなく……


日にちばかりが過ぎていった。




「もうすぐクリスマスだね。紗羽は何か考えてるの?」




講義の空き時間が美香と重なり、食堂で缶コーヒーを飲みながら、もうすぐやって来る恋人達にとって最大のお祭りについて話をする。




「え……全然考えてない。美香は?」


「四年目にもなるとさぁ、何していいのかわかんないんだよね」




美香は、悟と四度目のクリスマスを迎える。


すごいなぁ……


そんな美香に、疑問に思ったことを聞いてみる。




「クリスマスって、何か特別なことをするの?」


「え、紗羽は?今まで付き合った人とはどうだったの?」


「あたし、今までクリスマスを一緒に過ごした彼氏って、大輝しかいない」


「マジ?」




いつもクリスマスの時期には彼氏がいなかった。


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