奇跡みたいな奇跡
「友恵?」

友恵は壁にもたれていた。

「いうの・・・」

友恵の声がかすかに聞こえてきた

「えっ?」

友恵は急に私の方に
顔だけを向けた

「なんであんなこと言うの!?
乃ノ香を信用してたのに・・・
乃ノ香のバカッ!!!」

友恵はそう言って走り出した

「友恵っ!!」

聞こえてたんだ・・・
私は友恵のために言ったはずなのに
友恵・・・
すごく悲しそうな顔だった

ゴメン・・・友恵
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