涙ましゅまろ





「げぇっ…」


おもわず顔をしかめてしまう。


満員電車に乗り高校に向かう、あたし、高峰愛珠<タカミネアズ>。

念願の大学付属の高校に受かり浮かれ気味でーす!笑



そんな頭の中ピンク色のあたしが

思わず顔をしかめた理由、それは


「うわぁ…」


今声を発したこいつ、高柳蓮<タカヤナギレン>のせい。


「うわぁってなにさ!失礼!」


「いや、お前もげぇっとか言っただろ!」


こいつとは、同じ塾で同じ志望校で滑り止めまで同じという…

なんというか絶望的な腐れ縁だった。
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