羽田くんとうさ子の関係。




「過去にしてさ、もし偶然亮平に会ったらさ、鼻で笑ってあげよう?」



「そうだな!あいつが眉間にシワが寄るぐらい最悪な笑い方で笑ってやろうぜ」



「うん!」



あたしたち兄妹はきっと今日前に進めたはずだ。


亮平を過去とし、あたしたちはまた一歩成長できたんだ。






「でもさ、羽田くんってオレンジジュースくれたり、キザな人だな」



「そうかな?でも羽田くんの行動ってキュンってくる行動ばっかりだよ?」



「やっぱり絶対羽田くんってキザ野郎だよ」



「そんなこと言わないでよー」









ふと、あたしはこの恋が叶わないのになんで好きなのかな…?

と思った時、あたしはいつもこの日を思い出す。




羽田くんに彼女がいることを知った日。


みぃくんに泣きついた日。


みぃくんと笑って眠った日。




あたしはこの日を思い出し、そしてまたあなたへの想いを強くするの。




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