羽田くんとうさ子の関係。
「店長、今までありがとうございました」
「青木さん、お疲れ様。今まで頑張ってくれてありがとね」
「はい…」
店長から半泣きになりながら花束を受け取る青木さん。
「青木さん、」
佐伯くんと話さなくてでいいんですか?
そう口が動こうとした。
「原田ちゃん…あたしね、昨日佐伯くんと最後に話したの」
でも青木さんはあたしが何を言うのか分かっていたように先に言った。
「佐伯くんに気持ちを伝えたんですか?」
「うん…思っていたこと全部話したの」
「それで…どうなったんですか?」
「今さっき言ったでしょ?"あたしも原田ちゃんもとうとう叶わなかったね”って」
「……」
青木さんが言った遠回しの答え。
「『ありがとう。でも華の気持ちには答えられない。彼女がいるとかの問題じゃなくて、俺たちはもう無理だ』って言われちゃった…」
「……」
「無理って言葉がどれだけ辛いものなのかその時分かったよ…」
「…青木さん」
「でも、辛かったけどすっきりしたよ」
そう一言言うと青木さんは笑ってお店から出て行った。
それを寂しそうに見る佐伯くんがいたのは青木さんは知らない。