羽田くんとうさ子の関係。




「宇佐美、今日もバイト?」



「ううん、違うよ」



「じゃあ、駅前にできたケーキ屋さんに行かない?」



「あ、あの可愛らしいお店?行く行く!」



「やった!じゃあ、行こう?」



「うん!」




ケーキ久しぶりだな~。

苺タルト食べたいな~。



ケーキのことを考えながら帰る支度をしていると持っていた携帯のランプが光る、




ランプの色はピンク。

亮平専用の色だ。


嬉しい気持ちで勢いよく携帯を開いた。




でも、一瞬にして表情が曇った。


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ごめん。

今週もバイトが急に入った。
だからそっちに行けない。

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「ハァ…またか」




これで5度目だ。


「何ため息ついての。どうしたの?」



「…啓子」



「よし!ケーキ食べながら話し聞いてあげる!行こう?」



「…うん」




あたしは啓子に連れられ、駅前にできた新しいケーキ屋さんに向かった。


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