人気歌手とカリスマモデル

詩音と結城

それから数日後…


「ウサキ~!!
すげえぞ!男性からファンレターがたっぷりだ!」



sionのプロモのおかげで
ファンが男の人も増えた。


私のファンは若い女の子たちが多かったからね~。



ファンが増えるのは
ありがたい。



んだけど…



「ちょっと!なんでアンタなんかがsionと共演してんのよ?」


「別にしたかったわけじゃありませんけど…」



先輩モデル…水沢リョウ


同じ事務所で今のモデル会のトップ。


若い女の子に人気な
カリスマウサキなんて大したことないの。



そんな私が大人気なsionのプロモに出ちゃうんだもんね~



元々リョウさんとは
合わない。



「社長!何でウサキばっかり…」



「リョウ、今回はsion直々なんだよ。
それに、ウサキは今確実に実力が上がってる。
この間のショーの時も、
次回のメインも決まってる。」



そうなの?
初耳なんですが…



「っチ…アンタみたいなガキすぐ潰れるわよ。
sionにさっさと喰われて飽きられなさいよ…」



「ハイハイ~」



「ウサキも大変だあ~
リョウさんsionの大ファンだからね~」


「そうなのか~
あんな奴何処がいいんだか…」




「この間楽しかったよ?
生sion様~」



ジャージにメガネじゃん…



「何だ、生sionって!」


「あ~真太郎さんには言ってなかったんですけど…

アパート隣なんですよね~」



「なっ!何だって!?
ウサキ、大丈夫だろうな!!
スキャンダルだすなよ?」



「出しませんから。」



「まぁ、ウサキが本気で恋してるんだったら応援するけどな~」



はあ?



しないから。




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