Love...Twins
つのる想い
「起きた?」

次の日の朝、あたしが目を覚ますと目の前に勇羽の顔。

「んん~、、、わっっ!」
「学校行くぞ、早く準備しろ。」

あたしは顔を洗って、歯を磨いて部屋に戻る。
勇羽はあたしの部屋で自分のケータイをいじっている。

「着替えたいんだけど、、、」
「早く着替えろよ。」

勇羽お得意の意地悪な笑み。
あたしはいつもこの笑みに負けてしまう。

なるべく下着が見えないように上手く着替えた、、、
ハズなのに、、、

「美羽、パンツ見えてる」

勇羽はケータイの画面を見ながら言った。

「見ないで!バカ。着替えてるの!」

勇羽の変態。

あたしは制服に着替えて勇羽と階段を降りた。

「あら、2人ともおはよう♪」

ダイニングではお母さんが朝ごはんを作っていて、お父さんも朝のニュースを見ながらトーストを食べていた。

「お母さん、お父さん!帰って来てたんだ。おかえり。」

あたしはお父さんと勇羽の間に座ってトーストをかじる。

「あぁ、留守番ありがとな。お土産買って来たからな!」

お父さんはキッチンのカウンターに置いてある紙袋を指差した。

「ありがとう☆」

珍しく今日は恭ちゃんが起きて来ていない。
昨日は遅くまで仕事で忙しかったらしい。

朝ごはんを食べると勇羽が立ち上がった。

「美羽、行くぞ」
「ん~、待って~」

あたしはオレンジジュースを飲んで急いで玄関を出た。

「いってきまーす」

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