Love...Twins

教室に入ると、愛衣恋より先に亜優ちゃんがあたしの側に来てあたしは呼び出された。

「美羽ちゃん、ちょっといい？」

あたしは、亜優ちゃんが勇羽に振られたこと知ってるから、何とも言えない悲しい表情をする亜優ちゃんにあたしは胸が痛んだ。

「もう知ってるかな？あたし、勇羽くんに振られちゃった。」

亜優ちゃんは俯いて、ひたすら地面を見つめていた。
ものすごい罪悪感があたしを襲った。

「そっか、、、。」

あたしは何て言っていいのかわかんなかった。
胸がぎゅっと締め付けられて苦しい。

「応援してくれたのにごめんね。。。ありがとう」

そういうと、亜優ちゃんは行ってしまった。
亜優ちゃんはいい人だ。
きっと、あたしが好きな人がいると言えば全力で応援してくれるだろう。
そうやって、人の気持ちに寄り添えるそんな人。
そんな人をあたしは簡単に裏切った。
しかもあたし達の関係は、許される関係じゃない。

わかってるよ？




わかってるのに、、、、





何で自分の気持ちがこんなにもコントロールできないのだろう。



こうしてる間にも、あたしは勇羽への想いが大きくなっていく。
ほんと、最低だ。。。