Prisoner of Love ~全ての恋愛が失恋だとしても~
「……意外でしたね、あんな展開になるなんて」

会社からの帰り道、通用口で真実と顔を合わせた早川が
マフラーを巻きながら呟いた。

「今日の会議の事?
 …結果的には良かったのだけれど……確かに意外だったわ」

外に出れば既に街のネオンライトが目立ち、
夜風に熱を奪われる前に真実は手袋を嵌めた。
見上げれば、営業部のフロアはまだ煌々とした灯りが点っている。
彼は早速、プロジェクトの立ち上げ準備に入っているのだろうかと
真実は目を細めた。
< 140 / 146 >

この作品をシェア

pagetop