Prisoner of Love ~全ての恋愛が失恋だとしても~
「あれだけ伝統主義と自分の過去の成功体験で
 思考が凝り固まっている人を説き伏せちゃうんだから、
 やるわね、彼……」

素直に感心した真実が吐き出した感嘆の息は白く、
夜の闇に滲んで行く。

「ふふっ、ウチの同期の中でも黒野君は
 ダントツに頭がキレますから。
 お陰で私もスカっとしました」

得意げに口端を伸ばす早川を見て、真実も深く頷いた。
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