天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅡ
タイマントーナメント・準決勝

第一試合

一時間の小休憩を終え、客席にも観客達が戻り始めた。

午後からの試合再開。

午前中はあんなに天気もよく秋晴れだったというのに、いつの間にか空は曇天。

「うわ、雷鳴りそう…月姫ちゃん大丈夫?」

顔色の悪い月姫に、きょうこが話しかける。

しっかりときょうこの制服の袖口を握りつつも。

「だ、大丈夫…兄上が強敵と戦うんだもの…雷くらいで怖気づいていられないわ」

月姫は気丈に言った。

そうこうしているうちに。

「お、出てきたぜ」

龍太郎がリング上に視線を向ける。

< 131 / 197 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop