天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅡ
控え室を出て、リングへと向かう。
既にリング開始線で待っている舞白。
…曇天の空は今にも泣き出しそう。
事実時折、ポツリポツリと雨粒が床を濡らす。
そんな中、二人の少女は対峙した。
「…………」
懐中時計に視線を落とす舞白。
「何度も『時間』が止まりかけた形跡があります…栗花落さん…命を落としかけた経験は?」
「…とりあえず片手では足りんかのぅ」
年寄りキャラでおどける苺愛。
「…そんな若さで…不憫な事です…」
懐中時計を懐にしまった舞白は。
「今日で両手でも足りなくなりますよ…?」
冷ややかな笑みを浮かべた。
既にリング開始線で待っている舞白。
…曇天の空は今にも泣き出しそう。
事実時折、ポツリポツリと雨粒が床を濡らす。
そんな中、二人の少女は対峙した。
「…………」
懐中時計に視線を落とす舞白。
「何度も『時間』が止まりかけた形跡があります…栗花落さん…命を落としかけた経験は?」
「…とりあえず片手では足りんかのぅ」
年寄りキャラでおどける苺愛。
「…そんな若さで…不憫な事です…」
懐中時計を懐にしまった舞白は。
「今日で両手でも足りなくなりますよ…?」
冷ややかな笑みを浮かべた。