【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

「どうして沙絢さんは、俺の気持ちを分かってくれるの?」



「それは……」



きっと、あなたが好きだからだよ、紫音。

初めて会った時は、同じものを感じたからだけれど。

今は、必死に紫音の声と表情で、気持ちを感じ取るために、私の五感を研ぎ澄ませてる。


好きじゃなかったら、こんなに見つめないし、紫音の冷たくなった頬に、手を延ばしたりしない。

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