【完】寂しい夜は、あなたに逢いたい。

紫音は3年前、教員採用試験に合格し、中学校の理科の先生になった。



「別に、無理して早く起きなくてもいいのに。せっかく産休もらえたんだから」



「いいのいいの。少しくらい動かないと、なまっちゃうし。ていうか、一人じゃ起きられないでしょ?」



「まあ、そうなんだけど…あ、時間だ。行ってきます。行ってきます」



紫音は、赤ちゃんが出来てから、必ず二回挨拶をする。


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