【完】短編集~幼馴染み~

想い涙

次の日の朝――…

「う~ん、目…大丈夫、だよね?」
一応、目冷やしながら眠ったし…。
いや、ほとんど、眠れてないんだけどね。
「はぁ…。行かなきゃ…」
あたしは、重い足取りで、家を出た。
玄関前には、愛しいキミ。
「おはよ」
「…おはよう」
目、赤いの…気付かれないよね。

「行こうぜ」
「あ、うん」


ねぇ、夕陽…?


あたし、ちゃんと…



笑えて、いますか…?




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