【完】短編集~幼馴染み~
教会に着き、席に座る。

そして、式が始まった。
『キレー……』
と、小さく呟く千秋をチラリ見つつ、赤い道を歩く穂波<ホナミ>さんを見ていた。
そして、翔兄ちゃんと並ぶ。

初めて見た誓いのキス。
子どもながらに、感動した。

そして、結婚式が終わり別の場所へと移動。
そこで、翔兄ちゃんと穂波さんに会った。

お母さんたちが、おめでとうとかいろいろ言っている。
『お、哲と千秋じゃん!お前らもありがとーな』
『翔、この女の子は…?』
『あ、穂波は初めてか。哲の幼馴染みの、千秋。ま、俺は妹みたいに思ってる♪』
『可愛い子ね!初めまして、千秋ちゃん』
『は、初めまして!』
『ホントに可愛い♪今日は来てくれてありがとう』
『う、ううん!お姉ちゃん、すっごく綺麗だったよ!
翔兄ちゃんも、かっこよかった!』
『か、可愛い~~!』

千秋は穂波さんにガバッと抱きつかれていた。

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