【完】短編集~幼馴染み~
「そうですか」
「はい…」

優しい風が、そこに吹く。

「さてと。そろそろ行こうかな。起こしてくれて、ありがとうございました」
歩き出したとき、
「あ、あの…っ!!」
彼女に、引き止めれれた。
「はい?」
「あ、えっと、あの…」
「…このあと、お時間ありますか?」
フッ、とほほ笑む。
「え?」
「…お茶でもしませんか?」
「は、はい…っ」

俺たちは歩き出した。

愛しい人に、背を向けて。


未来、キミを…思い出に、するよ。




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