【完】短編集~幼馴染み~
触れたと同時に上がった花火。

唇を離した風馬は、

「いちご味だ」

フハッ、と笑って言った。

「っ~~//は、花火!見よッ」
恥ずかしくて風馬の顔を直視できないあたしは花火に視線を移した。

「綺麗だね」
「だな」
「ねぇ、風馬。来年も一緒に見に来ようね?」
「来年だけでいいのかよ?」
「へ?」
「ずっとだろ?来年も、その次も。ずっと、だろ?」
「っ、うん…//」
「約束な」
「うん、約束」

そしてあたしたちは、再びキスをした――…。


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