【完】短編集～幼馴染み～

今日、俺らの高校は文化祭だ。
今日まで鈴は委員長だから準備で忙しそうだった。

「おはよ、彗」
「はよ、鈴」
「今日の文化祭、うまく行くといいなぁ」
「だな。鈴、今まで準備頑張ってたし、上手くいくといいな」
「うんっ！それにしても、鈴、なんの衣装着るのかなぁ…」
「女子だけコスプレだっけ？」
「そう！男の子ずるいよね～。執事服って決定してるんだもん」

俺らのだす店は、喫茶店。
男子は執事服。女子はコスプレ。
なにを着るかは衣裳係が決めるため、スリーサイズだけ測らされ、当日ぶっつけで衣装を渡される。

「真央が、“鈴のはあたしが素晴らしいの、選んだから♪”って」
「へぇ。じゃ、鈴のコスプレ楽しみにしてる」

学校に着き、教室に入ると同時に衣装を渡された。