セックス·フレンド【完結】
隆也から連絡がきたのは、そんな決意が固まりかけていた矢先のことだった。


三が日が過ぎ、バイトと家を往復する以外は、だらだらと過ごしていたある日の昼下がり、あたしの携帯が鳴った。


着信画面に隆也の名前が浮かんだ時、あたしは、初めて電話に出るのを躊躇した。


このまま、無視し続けたら、どうなるだろう?



そんな思いが脳裏を掠めた。


彼は、あたしを心配するだろうか?


それとも、それはそれで仕方ないと二度と電話をかけてこないだろうか?

繰り返し鳴る無機質な着信音が、叫んでいるような気がした。



迷った挙げ句、でも、やっぱりあたしは電話に出た。


隆也を無視するなんて、できなかった。
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