クールで無愛想な彼氏

ノート

「裕太!次移動教室だっけ??」


最近は玲美と隼といることも少ない。

まぁそのわけっていうのが...


もうすぐ卒業だし、卒業したら離れ離れになっちゃうかもだから


2人の時間を大切にするって、裕太と隼が決めたらしい。


玲美との仲のよさは一生♪

毎日電話してるしね~


「裕太っ聞いてる?次どこぉー」

誰もいなくなった教室で


私はイスにもたれかかり、寝る裕太を必死に揺らした。



「んなもん知らねぇよ.....」


「はぁ!?じゃあ私達どうすんのよぉ!!」


裕太と私の分のノートと教科書を必死で抱えた手で


私は裕太を叩いた。


でもそれが....逆効果だったみたいで。


「どうしたい~未央?」

「え!?」

「これから俺んちいく?」


裕太の悪いスイッチを入れてしまったんだ。


はぁ...。

「もう,行く分けないでしょ!私達一応受験生なんだからねー?もう...」

「別にそんなの適当にやってれば受かるから!」

「そっそれは!裕太が頭いいからでしょ!?」

「...んまぁな」



くううううう!!!!!

はっはっ腹立つ!!!!!

私は頬をぷくっと膨らませ、裕太をにらみ


教室を出ようと、ドアのほうへと体の向きを変えた。



すると....『ガシッ』。




はぁ...裕太くぅ~ん!

あなたは子供ですか.....?


ふと裕太を見ると...



きゃあああ~////

超!可愛い~すねてるぅ♪
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