クールで無愛想な彼氏

先輩後輩

『ぎゅッ』

でも裕太が私を抱きしめた。



.....嫉妬ね。



もう可愛いな...裕太は!


って!?


この発言!

私が彼氏みたいになってるぅ-。


「裕太っ帰ろ?」


「ん....」


「2人に...なりたいから」


「ん,わかった」


すると裕太は何事もなかったように私の手を引いた。



ふふっ。


作戦成功★







次の日は、裕太が少し遅刻してくってことで



私は久しぶりにバスに乗り込んだ。


後輩が入ってきてから

ほとんど乗っていなかったせいか...


知らない顔ぶればかり。


私は裕太お気に入りの席に腰をかけた。



するとイキナリ目の前に人影が出来て



私は顔を上げた。



「しっ清水君?!」

「おはようございます!櫻井先輩★」


「お...はよう」


そこには満面の笑みの清水君が立っていた。


「なっんで...ここに?」

「あっ、俺もバス通なんスよ」

「へっへ~...そうなんだ」


なんか嫌な予感が頭をよぎる。
まだこのときは、気づきもしなかった。


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