三角関係~あたし×イケメン双子!?~
第一章

同居



「未来、起きて」


聞き慣れない声。


あたしはその声に目を覚ます。


「ぎゃあっ、何で男があたしの家に居るわけ!?」


「ちょっと、もう忘れたの??恩人の事を」


「は??恩人…あ!!」


思い出した。


昨日、不良に絡まれた所を助けてもらって…


家に泊めてってせがまれて、少しの間だけ泊める事にしたんだっけ??


「思い出した??」


「まぁ、何となく」


出来れば思い出したく無かったけど。


「それにしても、未来って本当可愛いね」


「はぁ!?何言ってんの!!ってか名前何で知ってんのよ」


「内緒」


「??、まぁどうでもいっか。ってか今何時??」


「8時だけど」


「嘘でしょ!?早く支度しないとっ」


「未来、ファイト」


キーーっ!!ムカつく。


「ちょっと着替えるんだから出てってくれる??」


「…何で??」


「何でって、あたし一応女何だけど…」


「だから??」


「もういい、トイレで着替えるから」


そう言った私の手を掴んできた。


「ちょっと待った、未来急いでるんでしょ??」


「分かってんなら、離してよ!!」


「俺が着替えさせてあげよっか??」


「…は??意味分かんない事言わない…っん!?」


私の言葉を遮って、キスをしてきた。


そして、そのまま服を脱がせてくる。


あたしは必死に抵抗したけど、男の力には敵わなかった。


口を塞がれてるから、声も出せない。


「…はぁ」


やっと口を解放された。


「な、何すんのよ!?止めてよ!!」


「俺も男だって事、忘れないでよ??」


「何なのよ!?今度やったら許さないから!!」


「はいはい。着替え終わったよ。急いでるんじゃ無かったっけ??」


あっ忘れてた!!


「もう行かなきゃ」


「行ってらっしゃい」


あの野郎、帰ったら覚えとけっ!!


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