記憶の向こう側




一緒に暮らすと、隠されていたり見えなかったりしていた相手の一面が見えてきたりする。




それは時に残念な時もあるかもしれないけど、私は嬉しいことだと思う。




いつも私を思いやってくれて、私が笑ったら一緒に笑ってくれる。




ぶっきらぼうな喋り方からは想像もつかないくらい優しい。




私はそんな勇樹がますます好きになった。





「ごめんな。俺、明日も朝早いから…。」



「いいよ。ゆっくりして。私、片付けるから。」



「サンキュー、叶恵。」




そう言って、勇樹は私に口づけをした。




軽くキスされただけなのに、心臓が飛び出しそうなくらいドキドキした。





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